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学園だより

学園歳時記【さつき第4号】〜抹茶のふるさとを訪ねて−製茶工場見学

平成24年5月14日(月)
新茶の季節がやってきました。夏も近づく「八十八夜」は少し過ぎてしまいましたが、5月14日(月)茶道科2年生が丸久小山園の製茶工場を訪れました。坐忘斎家元好みの「松花の昔」と「清浄の白」。学園生にとって日々の稽古を通じて慣れ親しんだ味です。宇治市小倉(おぐら)の里で茶の栽培と製造を営む丸久小山園。その起源は元禄年間にまでさかのぼります。
はじめに茶の歴史や抹茶の製造工程などを紹介するフィルムを観賞。次に覆下園へ案内されました。手摘みの真っ最中です。遮光率98%の覆いのなかは薄暗く、日光も暑さも遮られ、ひんやりとしています。茶摘みの方々の親切な手ほどきを受けながら、全員が茶摘みを体験しました。
1年のうち茶摘みの1か月間だけ稼動させるという荒茶工場のなかは蒸気が立ち込め、新葉の芳ばしさが充満していました。つづいてヘアキャップをかぶり精選工場へ。荒茶を切断し、唐箕(とうみ)にかけて葉肉だけを選りわけ、さらにふるいで乾燥させ、最後は静電気を利用して不要なものが取り除かれます。仕立碾茶が出来あがるまでの工程を段階を追って解説してもらいました。見学の締めは新茶「初縁(はつえにし)」の試飲です。茶だんごを請けに2服、3服とおかわりする学生も。新茶特有の苦味と新鮮な香りを心ゆくまで楽しみました。
丸久小山園を後にし、宇治市街地へ移動。上林記念館では茶壷や往時の製茶用具、書状や入日記などさまざまな展示から宇治茶の歴史を学びました。平等院の藤はとっくに見ごろを過ぎていましたが、宇治川のほとりと山々の緑はあざやかで、橘橋の欄干の朱色が若緑をいっそう引き立てています。悠然とした宇治川の流れは水上交通の要衝として栄えた昔の姿を偲ばせます。朝霧橋を渡り宇治川の東岸へ。宇治神社でおみくじをひき、日本最古の神社建築とされる宇治上神社(世界遺産)をお参りしました。
爽やかな五月晴れのもと抹茶のふるさと宇治は時間がゆったりと流れているように感じられました。

「学園歳時記」では四季折々のさまざまな行事や出来事を紹介します。
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