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学園だより

学園歳時記【ふづき第1号】〜茶道科2年生主催の七夕茶会

平成24年7月6日(金)

文月になりました。京都は梅雨の真っ最中。まつわりつくような暑さの毎日が続いています。7月6日(金)の午後、時おり小雨がちらつくなか茶道科2年生(50期生)が主催する七夕茶会が行われました。
受付で挨拶をし、記帳もなく待合へ促されると、床には大きな金盥に竹が生けられ、手前に文台と短冊が用意されています。客は一人ひとり短冊に願いをしたため枝葉に結わえました。短冊が芳名録の代わりです。本席の床は鵬雲斎大宗匠筆の『白珪尚可磨』。同じく鵬雲斎大宗匠好みのつぼつぼ籠に仙翁、桔梗、河原撫子が寄り添いあっています。2年生が手作りした菓子の銘は「星のしずく」です。「船出」と銘がつけられた茶杓は50期生全員の手で削られたものでした。煮物椀には五色の素麺。七夕に際し宮中に献上された「索餅(さくべい)」が民間で素麺へ転じたことに因んでいます。
七夕は牽牛・織姫伝説と中国の古い風習、「乞功奠(きっこうでん)」が結びついたものとされています。乞巧奠とは「巧」みを「乞」う「奠(まつり)」の意。蹴鞠や和歌などをたむけ、技芸の上達を願う催しでした。日本でも平安中期の宮中において行われていたことが史料にうかがえます。時代が下がり室町時代になると、七夕法楽という行事から発展した「七遊び」(蹴鞠・歌・碁・立花・貝覆・揚弓・香)が流行しました。現在のような竹に短冊をつるす習わしは江戸時代後期から始まったとされています。
今回の道具組みと献立は、「乞功奠」や「七遊び」に因んだものでした。七夕の起源と移り変わりを楽しみながら学ぶことができました。七夕にふさわしくサブテーマは「出会い」。たくさんの同志に巡りあった喜びが至るところに表されていました。
50期生にとって初めての懸釜は決して平らな道のりではなかったようです。それでも話し合いや試行錯誤を繰り返し、全員が一致団結し日頃の学びの成果を存分に発揮してくれました。茶会を無事に終えたあとの記念撮影では、疲れと安堵感が入り混じった笑顔がならんでいました。晴れやかな顔つきは昨日より少し頼もしく見えました。

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