例年にも増して厳しい暑さに見舞われた今夏、連日照りつける陽射しに前庭の木々も少しくたびれた様子です。８月２日（木）〜３日（金）にサマースクールＣ日程が開講され、６団体から４２名が参加しました。
サマースクールでは割稽古や薄茶点前などの実技に加え、「水屋の心得」や灰形実習、基準点前の解説など毎年多彩なプログラムを提供しています。なかでも茶室掃除から始まる「水屋の心得」では、受講生たちが講師の指導のもと、学園の茶道科生を手本に、さまざまな水屋仕事を実践します。学園生にとってもサマースクールは貴重な学びと実践の機会となっています。
格別な暑さと膝の痛みに耐えながらの２日間、受講生たちは茶道の楽しさと厳しさを体感したようです。今回の経験と学びは今後の茶道部の活動にきっと生かされることでしょう。
ようやく西に傾きかけた陽射しを受けながら、参加証を手にした受講生たちは清々しい面持ちでそれぞれの帰路につきました。
 
◇Ｃ日程［８月２日・３日］参加の各学校（団体）

皇學館大学（三重県伊勢市）
白百合女子大学（東京都調布市）
神奈川県立大船高等学校（神奈川県鎌倉市）
伊勢崎市立伊勢崎高等学校（群馬県伊勢崎市）
橋本宗典社中（熊本県荒尾市）
鈴木宗徹社中（神奈川県横浜市）

 

サマースクールの概要、これまでの実施例については、こちらをご覧ください。