学園だより

学園歳時記【ながつき第2号】〜仲秋をたのしむ−料理実習

平成24年9月13日(木)
暑さが居すわっていても暦の上では秋たけなわです。ずいぶん日暮れが早くなり、夜は虫の音が聞こえてきます。9月13日(木)午前、伊勢長本店より柴田隆先生と勝村太一先生を迎え、茶道科3年生と1年コースの料理実習が行われました。
今回の献立は仲秋の風情を感じさせるものでした。重陽にちなみ、向附は間八(かんぱち)の細づくり菊花和え。焼き物の魳(かます)は控え目ながら黄金色の化粧。煮物椀は秋草を彩った鱧の真薯に糸瓜と茄子が添えられました。「味噌汁は芋茎(ずいき)、預鉢には小芋を、真蛸の塩辛を強肴に・・・」学生たちは献立の続きに思案を巡らせていたようです。

〈向附〉  間八(かんぱち)の細づくり菊花和え 胡瓜 花穂紫蘇 山葵 割り醤油
〈煮物椀〉 鱧 秋草真薯 糸瓜 茄子 柚子
〈焼き物〉 魳 炒り鰡子(からすみ)焼き

学園の厨房は夏休み中に3週間ほどかけて改修・改装工事が行われました。床下の配管をはじめ換気設備も改められ、流し台やガス器具も新調されています。炭火をおこす角炉は今回の料理実習が初使いとなりました。すっかり様変わりした厨房で学生たちは新鮮な気持ちで実習に臨んだようです。


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