学園だより

研究科秋期3か月コース修了式ならびに第2学期終業式

平成24年12月18日(火)
12月18日(火)、研究科秋期3か月コース修了式ならびに第2学期終業式が茶道会館にて行われました。千 宗室学校長、千 容子副校長はじめ業躰講師が出席し開式。修了生代表の山田敏子さんに修了証が手渡されました。
学校長から修了生に対し、「限られた期間に皆さんが学びの糸口を手に入れられたのであれば幸いです。今日お渡しした修了証は皆さんにとって、これから進んで行くための通行手形のようなものです。これを手に茶の湯という大きな道をしっかりと歩んでいってください」と激励の言葉が贈られました。また、在校生に向け、「冬休みは自分を振り返る期間です。羽を伸ばしながらも心と体がなまらないように年末年始を過してください。皆さんが良い新年を迎え、元気に戻ってきてくれることを祈っています」とねぎらいの言葉が掛けられました。
副校長からは、「学ぶということは時間の長さが問題ではなく、その期間にどれくらい自分と真剣に向き合ったかが大切なことです。3か月という短い期間ではありましたが、皆さんがこの学園で培ったことを糧に、次の一歩を踏み出してくれることを願っています」と激励の言葉が贈られました。
最後に修了生を代表して大石登美子さんが、「情熱を抱いて入学したものの、日々の稽古に追われ自分たちの力の無さに涙したこともございました。それでも志を忘れず小さくとも一歩ずつ精進しようと決意を新たに臨みました。献茶式参列や宗家稽古の見学、桐蔭席での茶事など忘れることのできない思い出の数々は、私たちの大切な宝ものとなります」とお礼のことばを述べ、閉式しました。
式後、修了生5名は利休御祖堂を参拝し、無事の修了を奉告しました。続いて、3か月間の修道を見守ってくれた学園茶室にて実技講師による呈茶。名残惜しくも学園生活最後の一服を楽しみました。


〈平成24年度研究科秋期3か月コース修了生〉(敬称略)
・山田 敏子(福島市)
・西村 眞次(横浜市)
・上田ジョーンズ光子(カナダ)
・大石 登美子(富山県高岡市)
・菊池 政子(福岡市)


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