学園だより

学園歳時記【ふづき第1号】〜第4回「茶の湯講座」―袋師土田友湖氏を迎えて

平成25年7月4日(木)
文月を迎え、いかにも京都らしい蒸し暑さが続いています。梅雨明けはまだしばらく先のようです。7月4日(木)、講師に千家十職の土田友湖氏を迎え、オムニバス授業「茶の湯講座」の第4回が開催されました。
オムニバス授業は毎回さまざまな分野の講師が専門性を活かした授業を行います。本年度から新たに導入された授業形態です。「茶の湯」にまつわる幅広いテーマのもと、これまでに関根宗中教頭の『茶道と宗教』や岡本浩一講師(裏千家学園理事・東洋英和女学院大学教授)による『侘びの心理学』などが開催されました。今回の土田講師はスライドショーを用いて名物裂の種類や特徴、茶入の仕覆の仕立て方を詳しく解説してくださいました。最後に仕覆の表面と緒の細かな毛を焼く「毛焼き」の実演がなされると一同から歓声があがりました。質疑応答では学生からのさまざまな問いに土田講師が丁寧に答えられ、好評のうちに講座は幕を閉じました。

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