学園だより

【サマースクール第3報】〜平成25年度 裏千家学園主催サマースクール報告

平成25年8月2日(金)

8月1日・2日にサマースクールC日程が行われ、5団体から52名が参加しました。 蝉しぐれを浴びながら参加者が登校。一日のプログラムは「水屋の心得」に始まります。 受講生は箒や雑巾を手に茶室を清め、稽古にのぞむための「心」を整えます。続いて軸を掛け、花を入れ、棗にお茶をはります。 実技講師の助手をつとめる現役の茶道科生が水屋実習の手本となり、実技では点前の準備などをサポートします。 年齢が近いこともあり、受講生にとっては身近な存在である学園生。双方の交流もまたサマースクールならではの特徴のひとつです。 15年目を迎え、これまでサマースクールに2年・3年連続で参加し、茶道科生にあこがれて裏千家学園へ入学した人も少なくありません。
閉講式では各校の代表者に参加証が手渡され、最後に小林宗善講師から 「『来年も来ますので、ご指導よろしくお願いいたします』という男子学生のことばが私自身の励みになりました」と講評が述べられました。 すべてのプログラムを終え、平成25年度サマースクールが幕を閉じようとしたとき、皇學館大学4年の藤本紋さんが唐突に挙手。 3年続けて受講したサマースクールへの特別な想いと、実技講師・事務所スタッフそして学園生への感謝の気持ちを涙をこらえながら切々と語りました。 こうして今年度のサマースクールは締めくくりとなり、参加証を手にした学生たちは蝉しぐれに打たれながら帰路につきました。


「水屋の心得」実習と実技の様子


閉校式の様子


◇C日程[8月1日(木)・2日(金)]参加の各学校(団体) ※順不同
兵庫県立星陵高等学校(兵庫県神戸市)
国際基督教大学高等学校(東京都小金井市)
こばとナーサリー茶道教室〈森村学園高等部〉(神奈川県横浜市)
皇學館大学(三重県伊勢市)
白百合女子大学(東京都調布市)


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