学園だより

学園歳時記【きさらぎ第1号】〜雪間の草の春―料理実習

平成26年02月07日(金)

立春を境に季節が真冬へ逆もどりしたようです。北山の峰々は一日中うっすらと雪化粧。 膨らみかけていた梅のつぼみは凍てつく寒さをじっとこらえています。 2月7日(金)、伊勢長本店より柴田隆先生と勝村太一先生を迎え、 茶道科2年生と1年コースの料理実習が行われました。

今回の献立は春の訪れを予感させるものでした。鮃の細づくりに防風が添えられた向附。 梅肉醤油と鶯おろしが梅見の気分にさせてくれます。煮物椀には蛤真蒸。 花弁人参や菜の花などの鮮やかな彩りを薄氷大根が覆っています。 雪間の草に春の息吹を感じとり、学生たちの顔は自然とほころんでいました。


〈向附〉 鮃細づくり昆布〆 鶯おろし掛け 防風 梅肉醤油
〈煮物椀〉蛤真蒸 菜の花 柚子 薄氷大根 花弁人参 春子椎茸
〈焼物〉 鰆 柚庵焼き

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