学園だより

学園歳時記【きさらぎ第4号】〜春を感じて―製菓実習

平成26年02月20日(木)

日中の陽気に誘われ、校門脇の梅のつぼみが紅く膨らんできました。とはいえ朝夕の厳しい寒さは相変わらずです。 2月20日(木)午後、末富主人・山口富藏先生を迎え、茶道科3年生と1年コースの製菓実習が行われました。 本年度の最後となる今回は「こなし」を作りました。暖かい紅色が穏やかな風と陽射しを連想させます。 ひと足さきに学生たちは春の空気を感じたようです。

製菓実習では山口先生が菓子の素材や由来、銘や意匠について毎回お話しくださいます。 学生たちから「和菓子について学ぶことで歳時記や年中行事への理解が深まります」、 「知識や教養が和菓子の世界をいっそう豊かにしてくれるということを知りました」、 「卒業すれば、毎日お茶を点てて飲むことが当たり前ではなくなるかもしれません。 『いつでも一服のお茶を楽しむ心を忘れないでほしい』という先生のことばが胸に響きました」 とさまざまな感想が聞かれました。


ページの上へ