学園だより

学園歳時記【やよい第1号】〜利休をたずねて

平成26年03月05日(水)

いよいよ3月、今年度も残りわずかとなりました。北野天満宮や京都御苑など梅の名所から開花の便りが聞こえてきました。 とはいえ季節は冬と春のあいだを行ったり来たりしています。

3月5日(水)午後、茶室史の講義(中村昌生先生)は大山崎の妙喜庵にて行われました。 臨済宗東福寺派の寺院である妙喜庵は室町時代明応年間(1492-1500)の創建とされ、対月庵と名付けられた書院は国の重要文化財です。 二畳隅炉の茶室「待庵」は国宝指定の建築。侘び茶の極点ともいえる簡素な茶室には利休居士の美学と創意が結集しています。 まもなく卒業を迎える学生たちは利休居士の遺構と心静かに対話しました。

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