
こやまレポート【第1号】〜寮長の部屋
平成26年04月19日(土)
今年度から男子寮が烏丸紫明(北区小山南上総町)へ移転しました。
「小山和心寮(通称:小山寮)」と名づけられた新しい寮は学園から北東へおよそ800メートル。
鴨川に程近く地下鉄烏丸線鞍馬口駅まで徒歩3分、北大路バスターミナルまで300メートルの好立地です。
「ちょうど目覚める頃 、始発車両の音が心地よく響いてきます」と語るのは茶道科2年の柳井直樹さん。
小山和心寮の初代寮長です。入学式から2週間が過ぎた週末、お部屋を訪ねました。
柳井さんの部屋は全個室のなかでいちばん広くゆったりとした間取り。
引越しから3週間が経ち、室内はすっかり片付いています。
小山寮はいわゆるシェアハウス。ダイニングキッチンや浴室が共用のため、
入浴の順番や休日の食事などには工夫や譲り合い、ルールづくりも必要になります。
多少の不便はあるものの、少しずつ慣れて生活のリズムが掴めてきたとのこと。
小山寮は閑静な住宅街にあります。紫明通に面していながら、日中も辺りはひっそりとしています。
読書や勉強に集中できる良好な環境です。自室での稽古にも身が入ると柳井さん。
窓際に1畳の点前座が設えてありました。
キャビネットには稽古のためのさまざまな道具。棚には点前道具やお茶に関する本が並んでいます。
半間ほどの板の間は灰形練習の専用に使う予定です。
タンスの引き出しの上段には食器や食品が収められ、簡単な食事は自室で済ますそうです。
快適な暮らしと学びのための工夫が凝らされた柳井さんの部屋。遊び心のある、こだわりの城です。
