学園だより

こやまレポート【第2号】〜庭園部の初しごと

平成26年06月01日(日)
梅雨を通り越したような真夏の暑さとなった6月1日(日)、小山和心寮では庭園部が庭木を手入れしました。 庭園部は茶道科1年生が立ち上げた新しい部活。庭園と茶の湯の関係を深く理解するのが狙いです。 京都を代表する名園の鑑賞に加え、庭木を育てることも重要な活動に掲げています。 部長の千葉幸司くんは3級造園技能士の資格をもつ庭師。副部長の小川雅史くんが補佐役をつとめ、現在の部員は6名です。


今回は初めて小山寮の露地が活動の場となりました。小山寮1階には広間と小間の茶室があります。 庭には2か所の蹲踞(つくばい)と腰掛待合や枝折戸が設えてあります。 入居以来ほとんど手を入れておらず、木々が生い茂り、蹲踞まわりは日光が射し込まないほどの状態でした。

手水鉢を丹念にタワシでこすり、白御影石の蹲踞は見違えるほどきれいになりました。 アオキや南天、シダやドウダンツツジは樹形を整えながら慎重に剪定。 背の高い木々は思いきって枝を透かし、露地が軽やかに生まれ変わりました。


庭園部は小山寮での植樹や手入れの長期計画を立てるとともに、園芸部との共同企画も練っているようです。 これからどんな活動が展開されるのか楽しみです。

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