学園だより

平成26年度 第1回体験入学

平成26年06月21日(土)

裏千家学園は昨年度、はじめての体験入学を6月と11月に開催しました。 多くの方に学園生活の一端を知ってもらう好機となり、入学を決意するきっかけになった方も多かったようです。 実際に昨年度の参加者38名のうち、4割ちかくの方が今年度4月、晴れて裏千家学園の門をくぐりました。
6月21日(土)、今年度第1回目となる体験入学を開催し、高校1年生から社会人までの17名が全国各地から参加し、引率者3名が傍聴参加しました。

開校式に続いて実技体験が行われ、今日庵業躰部(裏千家学園講師)の徳丸宗敏先生が講師を務めました。 日頃の実技と変わらない細やかな指導に参加者は興味津々、深く頷く場面も見られました。

昨年同様、昼のプログラムから参加者はグループに分かれ、在校生がアテンドを務めました。 食堂で昼食をともにし、引きつづき学園校舎へ移動。茶室や水屋はもちろん、露地や厨房などを参加者はくまなく見学しました。

午後の講義体験では午前に引き続き徳丸先生が講師を担当。抹茶の歴史についての概説の後、参加者は石臼を回し、挽き立ての抹茶を試飲しました。 茶道科3年生が制作したスライドショーでは日々の授業に加え、稽古茶事や校外研修、部活動や寮生活の様子が映し出されました。 着物紹介では在校生がモデルをつとめ、無地紋付・小紋・紬などさまざまな種類の着物と登下校時の裾よけや講義時のスーツ等も紹介されました。 最後のプログラムである質疑応答・入学相談では参加者はすっかり打ち解けた様子で、さまざまな質問を在校生に投げかけていました。


今回の案内役にはちょうど1年前の体験入学に参加した学生もいました。 「入学前の自分と同じような悩みを相談されました」、「体験入学が入学の決め手になったこと思い出しました」と感想を語ってくれました。 裏千家学園にとって体験入学は生まれたばかりの新しい事業です。参加者の声や学生の意見を取り入れながら今後もより良いプログラムづくりに努めてまいります。
なお、今年度2回目の体験入学は11月15日(土)に開催します。

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