学園だより

平成27年度サマースクール報告

平成27年07月22日(水)

7月22日(水)および23日(木)、平成27年度サマースクールを開講しました。平成10年の開催以来、高校生・大学生を主対象としてきたサマースクール。 今年は一般・社会人にまで対象を拡大し各日程30名の定員で募集。高校生から学校茶道部指導者まで幅広い年齢層の受講生58名が全国から集いました(2名欠席)。

サマースクール最大の特長である「水屋の心得」実習では、水屋のしつらえや軸の扱い方の解説、花と花入についてのレクチャーなどを展開。 実技は茶歴や許状に応じて5名ずつのクラス編成。割稽古や薄茶平点前を中心としながらも、受講生の要望に応え、初炭手前や濃茶点前を盛り込みました。

昼食みは休息とふれあいの時間です。在校生の案内のもと受講生は1階茶室を見学し、立礼室では石臼を碾いて抹茶を試飲。 雨上がりの露地に降り、雪駄・露地下駄や露地笠を初体験。一日かぎりの「クラスメイト」はお互いにすっかり打ち解けあった様子でした。

受講生からは「先生方の細やかなご指導に感謝いたします。初心に帰って基本の大切さを学びました」、「まだまだ学ぶべきことがあると改めて思いました」、 「初めてお会いする同門の方々との稽古はとても新鮮でした」と感想はさまざま。多くの気づきと出会いが何よりの手土産になったようです。

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