学園だより

第3学期始業式

平成29年01月13日(金)
例年より暖かな正月が過ぎ、京都らしい底冷えが戻ってきました。この冬いちばんの強い寒気が迫っているとの予報も出ています。 1月13日(金)、千 宗室学校長、千 容子副校長はじめ業躰・講師が出席し、第3学期始業式が茶道会館にて執り行われました。 ひと月ほどの冬休みを故郷で過ごし、十分に英気を養った学生たちが顔を揃えました。

学校長より「時代や社会の変化は誰にも予測できないもの。あらゆる変化に柔軟に対応できる力をここで培って欲しい」と告辞。 副校長から「当面の3学期そしてこの一年の目標を少し高いところに定め、悔いのない学生生活となるよう一日一日を大切に過ごしてください」 と式辞が述べられました。

式後、学校長のご厚意による稽古始めに学生たちは参席。川端道喜製の御菱葩を待合で頂いたあと心花の間へ案内されました。 床には結び柳が飾られ、掛物は元伯宗旦居士筆の『万里一條鐵(ばんりいちじょうのてつ)』。坐忘斎家元作の一重切花入に恒例の曙椿と鶯神楽。 新年最初の濃茶を引き締まった顔つきで順服する学生たち。学園での最終学期を迎えても、終わりのない修行の道はまだ始まったばかりです。




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