学園だより

平成29年度「裏千家学園サマースクール」開催報告

平成29年07月27日(木)

7月26日(A日程)と27日(B日程)、今年度のサマースクールを開講しました。A日程に31名、B日程に30名が参加。 高校生がほぼ半数を占め、社会人のなかには茶道部の指導者や顧問の先生も含まれました。

「水屋の心得」では軸と花・花入、水屋棚のしつらえについて解説がなされ、参加者は熱心に聞き入っていました。 引き続き割稽古を中心とした実技。参加者の茶歴がさまざまなため、許状資格をもとにグループを編成しました。

午後のプログラムのなかで在校生の案内のもと、碾臼体験と露地の見学。「石臼で挽いたばかりのお茶は香ばしく美味しかった」、 「茶室も露地も美しく、普段から皆さんが大切にされていることを肌で感じました」との声が寄せられました。

実技は薄茶点前を中心とし、濃茶や炭手前など参加者の要望に応えました。「これまで気付かなかった細かいところまでご指導いただき感激です」。 「基本の大切さを痛感し、初心にかえることができました。今後の指導に生かしてまいります」と、さまざまな感想。

技術面だけでなく「亭主側・客側それぞれの心入れ」や「所作の奥にある意味を意識すること」の大切さに気付かされ、「茶道の奥深さと日本文化の素晴らしさ」を感じる好機となったようです。

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