学園だより

「追い出し」茶会

平成30年3月3日(土)

3月3日(土)の午後、茶道科2年・1年と外国人研修コースの下級生が席主となって茶会を催し、卒業を間近に控えた先輩たちをもてなしました。

上巳の節句にちなみ、待合には折り紙で作った雛人形を飾りつけ、本席の掛物は大亀老師筆の「春入千林処々花」。二重切竹花入に藪椿と白桃。高麗卓の深い黒は青磁捻梅(ねじうめ)水指の澄んだ色を際立たせます。

誰が袖蒔絵の棗や立鼓の蓋置など雛祭りらしい道具が取り合わせられ、菱餅をイメージして女子学生たちが手作りした蒸し菓子には「春がさね」と銘を付けました。

課外活動として後輩たちが自主的に企画する「追い出し」茶会は5年ほど前から、この時季の恒例行事です。日頃の感謝と惜別の思いが込められた心温まる一席となりました。



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