学園だより

平成30年度「裏千家学園サマースクール」開催報告

平成30年07月25日(水)

7月24日(A日程)と25日(B日程)、今年度のサマースクールを開講しました。猛暑の中、A日程に33名、B日程に30名が参加。 高校生がほぼ半数を占め、社会人のなかには茶道部の指導者や顧問の先生も含まれました。

茶歴と許状資格に沿ってグループが編成され、業躰・学園担当講師による実技指導のほか「水屋の心得」「露地見学」「碾臼体験」など、様々なプログラムに参加者は熱心に聞き入っていました。

「水屋の心得」では掃除の仕方、掛物、茶花の入れ方、水屋荘、灰形等について解説がなされました。「露地見学」では草履をはいて露地へ出て雰囲気を感じてもらい、「碾臼体験」では石臼でひいた抹茶を実際に飲んでいただきました。受講生からは「普段できないことを体験でき、丁寧に説明していただいた」との感想。

実技では、お菓子の頂き方・お茶の飲み方から、薄茶の平点前を中心に1人ひとり丁寧に指導がなされ「自分の癖に気付き、お辞儀の仕方から直すことが沢山あることに気付いた」などの声も。

またお手伝いの学園生について、「水屋のはたらきがとても素晴らしく、若いのに行き届いていて私も真似したいと思った」や「担当の学園生が海外からの留学生で、そのことからも茶道が世界に広がっているのを実感した」などの嬉しい声が寄せられました。

閉講式では、受講生の代表者に証書が手渡されました。「お稽古以外の場所で、お茶の心を実践しなければいけないことに気付き、気持ち、心構えに芯が入った」などの声が聞かれ、受講生だけでなく学園生にとっても「道・学・実」を肌で感じる良い機会となりました。

ページの上へ