学園だより

研修旅行

平成30年9月21日(金)

9月21日(金)、茶道科全学年が揃って三重県と滋賀県へ研修旅行に出かけました。
最初の訪問地は三重県伊賀市にある伊賀くみひも組匠の里です。
くみひもの説明を聞いた後、希望者はくみひも体験をしました。

自分で組みあげた組みひもでブレスレットかストラップを選んで作ってもらいます。

伊賀焼伝統産業会館では伊賀焼の歴史とその特徴について説明を聞き、出土した陶片や資料を見てまわりました。

車で5分ほどの所でその日から伊賀焼陶器まつりが開催されており、休憩もかねて立ち寄りました。

続いて滋賀県甲賀市の信楽陶芸村へ。
まずは昼食 牛すき御膳をいただきお腹を満たしました。

昼食休憩後、信楽焼の歴史や特徴ほか、登り窯と電気窯で焼いた作品の違いについても説明をしていただきました。
信楽と言えば狸の置物で有名ですが、この置物には8つの縁起の意味があり、八相縁起(はっそうえんぎ)というそうです。
「笠」  悪事、災難から身を守る
「目」  周囲を見渡し正しい判断をする
「顔」  互いに愛想よくいつも笑顔で
「徳利」 人徳を身につける
「通い帳」信用第一
「腹」  冷静さと大胆さを持ちあわせる
「金袋」 金運
「尾」  物事の終わりは大きく、しっかり身をたてる
また狸は「他を抜く」ということで、商売繁盛の縁起物、受験のお守りとしても求められているとのこと、信楽の住民1万人に対して狸の置物は年間10万個も作られているそうです。

工房では作陶体験をさせていただきました。

作った作品は工房で焼き上げて、後日送っていただくことになっています。

今回の研修旅行に向けて、夏休み中、学生たちは伊賀焼、信楽焼についてそれぞれ調べて、前日には研究発表をして研修旅行に臨みました。
事前勉強のお蔭もあり、充実した研修旅行となったようです。

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