学園だより

紅葉狩りハイキング〔栂尾・高雄編〕

平成30年11月27日(火)

秋が深まり、京都では紅葉真っ盛りの時季を迎えました。11月27日、茶道科2年生(56期)が京都市北東の地、高雄・嵐山へハイキングに出かけました。
9時頃、西大路一条からJRバスに乗車。30分ほどで栂ノ尾に到着。最初の目的地は日本最古の茶園がある栂尾山高山寺。栄西禅師が宋から持ち帰った茶の種を明恵上人が譲り受け、山内に植えたことがそもそもの始まりとされています。 明恵上人が後鳥羽院より賜ったとされる石水院(国宝)と高橋箒庵らが寄進した茶室遺香庵拝観した後、茶祖の遺徳を偲びながら山内を散策しました。

高山寺をあとにし清滝川に沿って高雄へ移動。次の目的地は神護寺です。神護寺は高野山真言宗の別格本山、山号は高雄山で、唐から帰った空海が住持し真言宗を開いた山岳寺院です。400段にも及ぶ石段を上り終え、楼門に到着。境内には金堂本尊薬師如来像をはじめ、多くの国宝・重要文化財が所蔵されています。 山内の端には「かわらけ投げ」の発祥地としても知られる地蔵院があります。 厄除けを願い、澄んだ青空に向かって投げた素焼きの盃は色とりどりに染まった林の中に吸い込まれて行きました。


昼食休憩をはさんだ後、錦雲渓を進み、試峠、嵯峨鳥居本を経て嵐山へ。渓流と紅葉を楽しみながらのハイキングとなりました。
日頃は茶室での授業に邁進する学園生、この日は自然を満喫して、気分転換となったようです。

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