学園だより

学園歳時記【みなづき第5号】〜オムニバス講座「琳派について」講師:細見良行氏

令和元年06月04日(火)

6月4日(火)、梅雨のはしりのように気まぐれな天気の下、細見美術館館長の細見良行氏による第2回オムニバス講座を行いました。
冒頭、ここ数年、世界中が注目する琳派ブームについてお話いただくと同時に、プライベート美術館でもある細見美術館の独自性や看板等見せ方の工夫や広報の苦労についてお話しがありました。その後、俵屋宗達の「風神雷神屏風」の空白の美意識と構図解説、立体的な線の描き方や先に線を描いてから後から色を入れる“たらしこみ”という技法について説明がありました。
また、尾形光琳の「燕子花図屏風(かきつばたびょうぶ)」について特殊な金箔の貼り方や金色と花の紫色で表現されるコントラストの美しさについてお話しいただきました。今回の講座で学生達は琳派の作品の見方や高い技術を再認識することができました。


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