学園だより

学園歳時記【みなづき第6号】〜正午茶事の稽古

令和元年06月17日(月)

6月17日(月)、倉斗宗覚業躰のご指導のもと茶道科2年生が学園の茶室で正午茶事の稽古を行いました。今回は1年コースが2年生の手伝いをし、研究科春期3か月コースは見学参加をしました。

始めに、茶事前日までの準備、茶事に臨む亭主と客の心がまえについてお話いただきました。
その後、実際の茶事の流れに沿って稽古が始まりました。待合から外腰掛、迎え付け、席入り、それぞれの場面で倉斗先生が細やかな説明をしてくださいました。本席では主客の挨拶に続いて折敷が運ばれ、懐石が開始。 半東は裏方の仕事をしながら茶室と厨房の連絡役を務め、厨房では懐石担当の学生たちが料理や器を用意。 正式な正午茶事の流れ通りに懐石は進みました。

初座がスムーズに進行し、昼休みを挟んで後座の稽古が行われました。
「露地を歩くことをはじめ、所作に関わる精神論を伺うことができ、手順以外の大切なことも学べました」、「教本には書いてないことを沢山お話いただき、大変勉強になりました」、「日頃の稽古を真摯に取り組むことがよい茶事につながることを実感しました」などさまざまな感想が寄せられました。


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