学園だより

令和元年度「裏千家学園サマースクール」開催報告

令和元年07月23日(火)、24日(水)

7月23日(A日程)と24日(B日程)、今年度のサマースクールを開講しました。A日程に31名、B日程に32名、計63名が参加。 参加者は14歳から82歳と幅広い年齢層でしたが、ほぼ半数を高校生が占めました。
茶歴と許状資格に沿ってグループに分かれ、業躰・学園担当講師による実技指導のほか「水屋の心得」「割稽古」「茶花・灰形体験」などのプログラムを実施、茶道科学生もお手伝いをしました。

「水屋の心得」では掃除の仕方、「割稽古」ではお辞儀の仕方、帛紗捌きをしました。「茶花・灰形体験」では講師の解説の後、各自が茶花入れや灰形に挑戦しました。受講生からは「点前だけでなく、掃除や茶花、灰形にも美があることを知りました」などの感想がありました。

実技では、薄茶平点前を中心に1人ずつ点前をしました。実技の合間には、講師の説明を聞きながら、碾臼(ひきうす)体験をする受講生もいました。
またお手伝いの学園生について、「落ち着いた案内や気働きがとても素晴らしかった」や「礼儀正しく、知識・実技のこともよくご存じで、大変お世話になりました」などの嬉しい声が寄せられました。

閉講式では、受講生の代表者に証書が手渡されました。「生涯を通してお茶を知っていくことの大切さを身をもって学びました」、「茶会や稽古をするには準備が大切で、かつ大変なことがわかりました。自分の先生への感謝の気持ちと、一層稽古に励みたいです」など、受講者それぞれにとって多くの学びを得た機会となったようです。


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