学園だより

学園歳時記【ながつき第2号】〜研修旅行

令和元年09月11日(水)

9月11日(水)茶道科全学年が揃って兵庫県・丹波篠山市へ研修旅行に出かけました。
兵庫陶芸美術館では現在開催中の特別展『恋する古伊万里 ―かたちとデザインの魅力― 』を見学しました。江戸時代に日本で初めて磁器として肥前有田で生み出され、ヨーロッパの王侯貴族にも愛用された伊万里焼。学生は作品の形状の美と、鮮やかな色彩を鑑賞しました。

美術館内にあるお茶室「玄庵」を特別に見学することもできました。

美術館をあとに徒歩で移動し、丹波焼最古の登窯を見学。学生達は登窯の長さに感動していました。

登釜からバスで移動し「立杭 陶の里」内にある「獅子銀」にて昼食。丹波の山菜がふんだんに使われた釜めしをいただきました。

昼食後は、同施設内で作陶体験。個々に自由に作品を作りました。皿・湯呑・一輪挿し・置物等、色々な作品が出来上がりました。はじめて作陶体験をした学生からは「難しかったですが、とても楽しかったです」との声が聞かれました。

出来あがった作品は、近隣窯元で焼かれた後に、届く予定です。釉薬の色はおまかせなので、どのような雰囲気になるかのはわかりませんが、それだけに出来上がりが楽しみです。作陶終了後は、現代作家の丹波焼窯元が50軒建ち並ぶ「窯元横丁」を見学。「立杭 陶の里」をあとにし、帰路につきました。
限られた時間での研修旅行でしたが、陶磁器への関心が深まり、充実した一日となりました。

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