学園だより

学園歳時記【ながつき第3号】〜観月茶会

令和元年09月21日(土)

京都市内の大学・高等学校の茶道部員やその指導者、学園の講義講師の先生方など、約150名を招いて観月茶会を開催いたしました。席主は茶道科と1年コースの学生がつとめ、案内やお運びに研究科・外国人研修コースの学生達も手伝いに加わりました。
受付では、学生手作りの匂い袋入りの席札が手渡され、待合へ移動。

茶席は「宮中の月見」をイメージして茶道具などの取り合わせが行われました。床には鵬雲斎大宗匠筆「秋月照相心」、釣船花入に白芙蓉がいけられました。主菓子は黄色に染めた白餡を求肥で包み月に見立てた学生手作りの「最中(もなか)の月」、薄茶は小山園の「珠の白」です。

点心席では俵形の枝豆ご飯に小芋の衣かつぎ、もみじ麩、菊花とほうれん草の加減酢和え、椀物は銀杏・小豆で彩られた萩真薯が振舞われました。

お楽しみ席では打ち物の干菓子作りを楽しんでいただきました。

また、同会場では本席の菓子「最中の月」に因んで全国から集められた「最中」と学園の授業風景・年間行事についての写真を展示しました。

高校茶道部の参加者からは「心のこもった手作りが嬉しいです。干菓子作りははじめての体験で楽しかったです」との感想が寄せられました。

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