学園だより

学園歳時記【かんなづき第2号】〜天龍寺献茶式添釜

令和元年10月30日(水)

澄みわたる青空のもと、嵯峨嵐山の天龍寺にて坐忘斎家元奉仕による献茶式が執り行われました。家元のご厚意により、多宝殿を会場とした茶席を茶道科3年生(56期生)が担当しました。
待合床には御家元筆色紙「秋聲天地開」。本席床には御家元筆の「遠見山有色」。唐人笠には白桔梗や下野、更科升麻などの草花。点前座には淡々斎好み溜精棚、南蛮写焼〆水指は相生焼、薄茶器は蔦蒔絵蔦金輪寺、茶杓は大宗匠作「山色」。
赤膚焼の菓子鉢に盛り付けた菓子は味噌松風。夏休み前から何度も試作を重ね、前日に3年生の指導のもと茶道科全員で作りました。
「初心」をテーマに今回の茶席に臨んだ56期生。その心を忘れず、残りの学園生活も励んでいくという誓いが随所に感じられる席となりました。


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