学園だより

学園歳時記【しもつき第2号】〜オムニバス講座「羽箒について」講師:下坂玉起氏

令和元年11月12日(火)

今年度第4回目のオムニバス講座は茶の湯文化学会・日本野鳥の会・日本鳥学会等の会員でもある下坂玉起氏を講師にお迎えして開催しました。     

・バードウオッチャーが羽箒を見たら→驚き・発見・感動
・なぜ「羽」の箒を使うのか→下坂先生の考察
・羽箒は清め道具・儀礼道具である
・羽箒の結い方…茶人の思い入れが見える
・茶人が羽箒に好んだ鳥種
・羽箒から見える「日本人と鳥の関係史」
・古い羽箒の存在意義…古い仕覆のように傷んでも歴史的な価値がある
以上についてお話しいただき、「今ある羽箒を大切に使い、傷んでも決して捨てないで後世に伝えてください」と結ばれました。聴講を終えた学生からは「羽箒の見方が変りました」「日頃使っている羽箒をもっと大事に使いたいと思います」との声がありました。講座終了後には先生が持参された沢山の珍しい羽箒、貴重な羽箒を鑑賞し、学生からいくつも質問が寄せられました。


ページの上へ