学園だより

学園歳時記【ながつき第1号】〜観月茶会

令和3年09月24日(金)

台風14号が通り過ぎ、一段と秋が深まってまいりました。秋晴れの良い気候となりました9月21日(火)、今年度もコロナ禍ということで、外部の方への案内はおこなわず、学校内だけで観月茶会を開催しました。席主は茶道科3年生が担当しました。

第一席目には伊住禮次朗副校長が正客として出席。終始和やかな雰囲気で会話が弾みました。

茶席の冒頭、半東から「このような時世で茶会ができることを感謝し、皆さんに楽しんでいただきたい」との挨拶が述べられました。
床には鵬雲斎大宗匠筆「秋月照相心」、砧籠を用いて秋の花5種が入れられました。
主菓子は広沢の池をイメージし、水面に浮かぶ月を表現しました。学生手製で、銘は「月影」です。

待合にはすすきと月見団子が飾られ、琢堂和尚筆「円相」の軸が月に見立てて掛けられました。
他にも、裏千家学園で昔、教鞭をとっておられた学者でもある淡川康一先生による布袋指月画賛が飾られる等、随所に工夫が凝らされた茶会となりました。


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