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学園歳時記【きさらぎ第5号】〜利休の遺構

平成24年2月21日(火)

三寒四温といわないまでも、日中あたたかな薄陽がもれ、いくぶん寒さが和らぐ日も出てまいりました。
2月21日(火)午後、中村昌生先生の「茶室史」講義では豊興山妙喜庵(乙訓郡大山崎町)を訪れました。妙喜庵は臨済宗東福寺派の寺院。室町時代明応年間(1492-1500)の創建とされています。妙心寺の霊雲院書院を模したとされる妙喜庵書院は重要文化財です。

二畳隅炉の茶室「待庵」は、国内でも数少ない国宝指定の茶室建造物。日本最古の茶室であり、利休の遺構としては現存する唯一のものです。当時の建築技術が結晶した静謐な佇まいのなかに、わび茶に対する利休の熱い想いが籠められているのを間近に感じることができました。


 

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