石清水八幡宮献茶式添釜


茶道科3年(43期) 岩崎秀久


  石清水八幡宮献茶式(京都府八幡市)において、私達3年生は野点席の添釜をさせていただきました。
  10月6日、清香妙嘉大姉(14代家元夫人)のお誕生日のこの日に献茶式の添釜をさせていただくことは、私達裏千家学園生にとりまして、代々先輩から受け継いだ心を繋ぐ意義ある席です。本年度は前日からの秋雨のため、屋内での席となりました。

家元、家元夫人をお迎えしての席

床の間 和親棚 待合

  お家元お好みの和親棚にて点前をさせていただきました。床にはこの度お家元様より頂戴した「清渓繞竹林」の御色紙をかけさせて頂き、前日、鞍馬を歩き野山や川辺で摘んだ花を生けました。
  菓子は恒例によって手造りし、干菓子器も一閑張りに柿渋塗りの手製です。


月(煎餅)と豆(すまま) 夏休みを利用しての干菓子器製作


  お家元様はじめ実技の先生方からご指導頂いた多々のお教えを思い出し、お客様に一服を楽しんでいただけるよう17名が心を一つにして望むことができたことは私達にとりましてすばらしい経験になりました。この経験を糧に残された学園生活を一所懸命がんばりたいと思います。