平成19年度 裏千家学園茶道専門学校入学式


拍手に迎えられて新入生の入場


  満開の桜が陽光にゆれる好天に恵まれた4月6日、千 宗室学校長、千 容子副校長をはじめ来賓・講師が多数出席の中、新入生たちは拍手に迎えられてやや緊張した面持ちで入場し、平成19年度入学式がとりおこなわれました。茶道科17名・一年コース8名・研究科13名・外国人研修コース1名の計39名が一人ずつ紹介されました。




  学校長からは「茶の湯は日本文化を凝縮したものだが、学ぼうとする姿勢がある限り行き止まりもゴールもありません。皆さんは此処でどれだけの時間が与えられ、あとどれだけの時間が残っているのか自覚をし、そこに向かって努力することが大切です。雛である新入生は、日々精進を重ねて大きく翔くことを願っています」と告辞がありました。副校長からは「何事を行うためにもまずは健康が第一です。上級生は自分達が新入生だったときの不安や戸惑いを思い出しそれぞれの立場で思いやりを持って新入生に接し、またみなさんが健康で明るく過ごされることをお祈りします」と式辞がありました。来賓を代表し大塚宗香先生から「学園生活の中でお茶の楽しみを見つけ、良い意味での自分流を探し毎日精進を続けるよう祈念します」と祝辞がありました。
  各コースの代表から誓いの言葉が読み上げられ、新入生はこれからの学園生活に精進を誓いあい、保護者代表から挨拶が述べられました。


代表による誓いの言葉



  式後は利休御祖堂に入学の報告をし、裏千家学園1階の茶室で実技担当の講師による呈茶を受けました。午後には大徳寺聚光院へ利休居士の墓参をし、裏千家学園生としての一歩を踏み出しました。


実技担当講師による呈茶

父兄の方々にも 利休御祖堂に向かう新入生