葵祭を見学して


茶道科45期(1年)水谷厚美

裏千家学園に入学し、早や一か月が過ぎ、やっと日々の生活にも慣れつつあります。休日には友達と美術館に見学に出かけたりして京都生活を楽しんでいます。


(行列は平安時代へと私達をひと時ワープしてくれました)



 

5月15日は校外授業として、葵祭の見学に参りました。由緒ある京都三大祭りの一つである葵祭はとても楽しみにしていた行事の一つです。
  巡行コースにあわせて行列の出発地点である御所に行きましたが、すでに大勢の観光客でしたので私達は河原町今出川で行列を見学することにしました。行列の先頭には騎馬、警備の役人、藤の花で飾られた牛車、舞人、最高位の勅使、風流傘と続き、ヒロインの斎王代と牛車が現れました。行列のお供の頭には葵の葉が飾られ位によって違う色の衣装をまとい、見事なまでに洗練された美しさに圧倒されそうでした。
  実技の授業での頂いたお菓子の銘や、さまざまなお道具の取り合わせに「葵」という言葉や形が取り入れられており、祭りを見学したことで茶道の楽しさや奥深さを実感することができました。