平成19年度 謝恩茶会・卒業式・壮行会


  3月13日、14日、平成19年度 謝恩茶会・卒業式・壮行会が行われ、折りしも春の到来を感じさせる校門の紅梅が咲き始めていました。


  【謝恩茶会 3月13日】

  茶道科44期生による謝恩茶会が催されました。ご宗家をはじめ学園講師、故郷の父母、茶道の師、友人等を招待し、約200名が釣釜の風情で薄茶一服と点心を楽しみました。



  校舎2階の教室では、3年間の学習の成果として「楽焼」についての研究を展示、卒業生達が焼いた茶碗も展示しました。






  【卒業式・壮行会 3月14日】

  暖かな雨の中、茶道科44期生21名、一年コース7名、研究科9名、外国人研修コース1名が卒業・修了の日を迎えました。
  千 宗室学校長、千 容子副校長はじめ来賓講師、業躰先生が出席され、家族や在校生の拍手に迎えられて卒業生が入場。卒業証書並びに修了証書が各々の代表者に、また優秀学生には家元賞はじめ各賞が授与されました。

代表による証書授与 外国人研修コース 証書授与

優秀学生の表彰

  学校長より「卒業を迎えた皆さんは一人ずつが進む方向を定めていかねばならない。依存心を持たず、自分を見つめることからもう一度始めてほしい。迷いや戸惑いが自分を高めると信じ自分の歩幅で歩んでいってください」と告辞。また、副校長は式辞で、「日々の暮らしを大切にしてください。ここで学んでよかったと思う日が来るよう新たな目標に向かって進まれることを祈っています」と話されました。

  来賓の倉澤行洋先生から卒業生にはなむけの言葉が送られ、在校生を代表し池田織隆さんが送る言葉。続いて、卒業生代表の石井るみさんがお礼の言葉を述べながら感極まると、卒業生たちは皆それぞれの思い出が蘇るように目頭を熱くしていました。

お礼のことば

3年1組 3年2組

 1年コース 研究科6ヶ月コース

みどり会

  式後は、利休御祖堂に卒業の報告、裏千家学園にて実技の先生方による呈茶を受け、学園生として最後のひと時を楽しみました。

  夕刻には会場をホテルに移して学校長主催の壮行会が行われました。出席者の拍手に迎えられ、晴れ着に身を包んだ卒業生がにこやかに入場して開宴。学校長、大宗匠、副校長の挨拶に続き、来賓の尼崎博正先生の祝辞、種田道一先生による祝舞「西王母」が披露された後、飛鳥井雅和先生のご発声による乾杯で、和やかに会食となりました。



  学園生、みどり会生によるコーラスが披露されると会場内は大いに盛り上がり、卒業生を囲んで名残を惜しみながら、楽しいひと時を過ごしました。