研究科秋期3か月コース修了式並びに第2学期終業式


  小雨が露地を心地よく濡らした師走の11日、茶道会館にて、千 宗室学校長、千 容子副校長はじめ業躰講師が出席のもと、研究科秋期3か月コースの修了式並びに第2学期終業式が執り行われました。今年度新設された秋期3か月コースは、平成21年9月に入学以来、研鑽を重ねこの度第1期生6名が晴れの日を迎えました。


  修了証書、学校茶道教授者適格証が代表者に授与され、学校長からは『修了証書は最終到達点ではありません。これを糧に、今後歩んでいくお茶の道に精進して下さい。在校生の皆さんは、専門学校とは、より専門的な知識や技術を深める為の学校です。自分は今後どのように努力していくべきかを、一人一人考えるための休暇とし3学期に備えてください』と告辞が述べられました。また、副校長からは『一番長い2学期を無事に過ごされましたが、それぞれ目標としたところには近づけましたでしょうか?冬休み中も殊更、体調管理には気をつけてよき新年をお迎えください。』と式辞がありました。


  続いて、修了生を代表して伊藤塁子さんよりお礼の言葉が述べられました。


  式終了後、修了生は利休御祖堂に修了の報告をした後、3か月間学んだ思い出の、裏千家学園(1の間)にて、実技の先生方より呈茶を受けました。修了生達は、感謝の一碗を尽きない思い出話とともに時間の許す限り楽しみ、故郷へ向けて新たな第1歩を踏み出しました。