平成21年度 謝恩茶会・卒業式・壮行会


【茶道科46期生 謝恩茶会】

  卒業を翌日に控えた3月11日(木)茶道科卒業予定の46期生による謝恩茶会が行われました。三年間、厳しくも温かなご指導を頂いたご宗家はじめ諸先生、故郷で見守ってくれていた家族や友人を招いての茶会となりました。200名余の喫客は、卒業生心づくしの薄茶席と点心席を楽しみました。



  2階の教室では、「裂地」をテーマにした、研究発表が展示されました。





【平成21年度 卒業式、修了式および壮行会】

  弥生12日、校門の紅梅が美しく咲き誇る中、平成21年度の卒業式、修了式が執り行われました。今年度の卒業生修了生は茶道科16名、別科(1年コース・研究科)17名、外国人研修コース4名の計37名。


  千 宗室学校長、千 容子副校長はじめ多数の来賓講師が出席のもと、保護者と在校生に見守られて卒業生が入場し、開式となりました。卒業、修了者の氏名が一人ずつ読み上げられ、代表者に卒業証書、修了証書が授与されました。続いて優秀学生の表彰が行われ、三年間すばらしい成果をあげた学生が表彰を受けました。


  学校長からは「学園でそれぞれの期間を就学した皆さんは、相手にどれだけ親切な心を持てたか、相手の立場に立って考えることができたか、多くの反省をもって、これからの社会で役立ててほしい」と告辞が、副校長からは「学園で学んだそれぞれの期間で、成果をあげられた事と思います。この経験を今後の糧として、体に気をつけて、急ぐことなく一歩一歩踏み出してください」 と式辞がありました。来賓を代表して倉澤行洋先生より、前日に行われた謝恩茶会での『雲門在脚下』の軸を取り上げて「巣立っても気持ちの拠り所がいつもここに在るのだということを忘れず、それぞれの道に精進して下さい。」と祝辞がありました。



  在校生代表の伊原英宇さんの送る言葉に引き続いて卒業生を代表して高渕由弥子さんからお礼の言葉が述べられると、三年間の思いがあふれ、卒業生達は熱い涙をこぼしていました。


  式後は利休御祖堂に卒業の報告をし、茶道会館心花の間にて実技の先生方による呈茶を受けました。


  夕刻には京都ブライトンホテルに場所を移して、学校長主催の壮行会が行われ、学園生としての最後のひと時を、楽しく過ごしました。





【卒業生・修了生】