裏千家学園入学式および第1学期始業式


  4月7日、桜の舞い散る中、36名の新入生を迎え、入学式および第1学期始業式が執り行われました。今年度の新入生は茶道科15名、一年コース6名、研究科春期3か月コース8名、外国人研修コース8名。


  千 宗室学校長、千 容子副校長はじめ来賓講師らが多数出席の中、保護者や在校生の拍手に迎えられて新入生が入場して開式となりました。新入生氏名と出身地が発表され、学校長からは『高度成長期で、日本人の心が皆外国に向った時代に、伝統文化の大切さを感じ、茶道を学ぶ研修所として設立されたのが裏千家学園です。情報や娯楽などの選択肢が多い昨今、「茶道」を選ばれた皆さんは、今日の覚悟を忘れずにそれぞれの期間しっかりと学んでください。自分の心のノートを新しく真っ白にして、毎日心のノートに自分の備忘録を綴ってください。』と告辞がありました、副校長からは『一つの指針として、新入生も在校生も学んだことの3分の2字分を自分のものにするように努力してください。そして、何事も体が元気で心が明るくなくては始まりません。毎日元気に校門をくぐって来てください。』と式辞がありました。来賓代表祝辞として倉澤行洋先生からはご自身の体験をもとにお茶を学ぶ奥深さをお話いただきました。新入生を代表して 茶道科佐藤幸恵さん、一年コース中野緑さん、研究科長澤則子さん、外国人研修コース ジ・ジェファさんから誓いの言葉が述べられました。


  式後には利休御祖堂に入学の報告をし、茶道会館心花の間にて、実技の先生がたによる呈茶を受けました。午後には揃って利休居士のお墓参りをして学園生としての第1歩を踏み出しました。