製茶見学


2年 北爪 

  雨天の中、宇治の丸久小山園で茶摘みと製茶を見学させていただきました。


  抹茶の茶葉を育てる宇治では覆下栽培を行っています。実際この覆下の茶畑に入り茶の新芽を摘むことができました。この新芽はみずみずしく、思っていた以上に鮮やかな色に驚きました。摘み取られた茶葉は蒸しの工程に入ります。レンガ造の大きな乾燥炉が隣にあり、蒸しあがった茶葉の水分を飛ばしていました。乾燥させた茶葉はとてもパリパリしていて苦味もないものになっていました。ここまでの工程を終えたものが保管され、その後、機械での選別を経ていよいよ臼で挽く事になります。


  今回の見学で感じた事は、一碗のお茶ができるまでには人々の思いや技術があって初めて点前座にくる事を再認識いたしました。ことばで唱和している「一碗を手にしては」の意味が少し理解できたような気がいたしました。