紅葉ハイキング


3年生ハイキング 11月12日(金) 長岡天神〜粟生光明寺〜善峯寺〜三鈷寺〜十輪寺


  猛暑の続いた今年の夏で、紅葉狩りには例年に比べ少し早い11月12日のハイキングでした。阪急電車で長岡天神まで行き、徒歩5分で長岡天満宮に到着しました。菅原道真公を祀る学問の神様として知られる天満宮に、日頃の勉学の向上を三年生一同一所懸命祈願した様子でした。それから徒歩20分で粟生光明寺に到着。少し色づいた境内を散策しゆっくりした気分にひたりました。


  その後は、京都の西山の中腹にある吉峯寺をめざしひたすら歩きました。少しづつ坂道がきつくなり、最後境内に入ってから一気に急勾配の階段を登り山門に到着しました。まだ少し余裕のある者、やっとの思いでたどり着いた者、様々でしたが、その後茶店で食べたお昼ご飯の美味しかったこと。忘れられない味となりました。おなかいっぱいになった後は境内の散策で、両横に広がった樹齢600年の五葉松は天然記念物で『遊龍の松』と呼ばれ日本一の松と言われるだけのことはあり、京の新たな名所に巡り合えました。そこからは隣接する三鈷寺から京都市内の町々を眺め十輪寺まで降りてきました。十輪寺は古寺ですが通称「なりひら寺」と呼ばれ平安時代の歌人在原業平が晩年隠棲したゆかりの寺でした。平安時代、長岡京から京都へと都の移り行く歴史を少し垣間見た感じがしました。帰路はバスと電車に揺られゆったりとし車中のいねむりも思い出となりました。




1年生ハイキング 11月17日(水) 東福寺〜泉涌寺〜稲荷山

  朝、京阪「出町柳」駅に集合して「東福寺」まで乗車。先ず京都市内でも紅葉の名所と知られる東福寺を訪れました。暑さで今年の紅葉はもうひとつと言われてますが、通天橋をバックに見たここの紅葉は先ず先ずの景色でした。


  観光客もピーク時にはまだ早く、ベストポジションでシャッターが切れるほどの賑わいでした。砂利が市松模様に整えられた開山堂の名園、堂本印象作の天井に蒼龍図のある本堂、八相の庭のある方丈など等、実際に見ると心に感じるものがあり、自然とかみ合って心豊かになれるひと時でした。東福寺界隈を散策しながら、その後ぶらり泉涌寺へ向かいました。泉涌寺は皇室の菩提所として信仰を集めていることから御寺(みてら)として親しまれているところです。森林にかこまれた寺院の中にたたずむと、その昔にタイムスリップしたような雰囲気を味わえる空間でした。


  境内で弁当をいただき休憩のあとは、東山三十六峰の最南端に位置する霊峰稲荷山に向かいました。山中にはおびただしいお塚が群在し、参道には数千もの朱の鳥居が立ち並んでいました。奥の院から千本鳥居をぬけ本殿に下りてくると人の賑わいも高まり、全国にあまねく稲荷神社の大社といわれる地である雰囲気を味わいました。帰り道の参道で見つけた狐のせんべいをおみやげに帰路につきました。




2年生ハイキング 11月22日(月) 鞍馬寺〜貴船神社

  昨晩の天気予報では降水確率50%あり、雨覚悟で決行したハイキングでした。8時50分、鞍馬行きの叡山電鉄「出町柳」駅に集合した時にはくもり空。空模様を心配しながら鞍馬へ向かう。山沿いに係わらず雨の心配はどこへやら。


  紅葉は100%ではないけれど、所々紅く染まる木々に「きれい!」と思わず声を出したくなるような景色に大満足。牛若丸が修行したと言われる鞍馬山。


  雨上がりの中、紅葉に色ずく合間から紅くさす光を浴びながら、ゆっくり歩く山道は神秘さも感じられる時間でした。山向こうに下りると、清く澄みきった水の豊かさを感じる貴船神社。毎日緊張した日々を送る生活だからこそいっぱい感じられた自然。帰路につく頃に降り始めた雨。それぞれが、日頃の行いの良さを口にしながら終えたハイキングでした。