平成22年度 謝恩茶会および卒業式・壮行会


  平成22年度は、3月11日の東北地方太平洋沖地震により被害を受けられた皆様の悲しみを思う中で、卒業の諸行事を迎えました。

  春冷えの残る、3月16日(水)、裏千家学園茶道科47期卒業生による謝恩茶会が開催されました。47期卒業生は12名。3年間の思い出を胸に、感謝の一碗で200名の喫客をもてなしました。

席主となった47期生(ご宗家をかこんで)

ご宗家をお迎えして

卒業研究「和紙について」の展示

  翌、17日(木)には平成22年度卒業証書ならびに専門士称号・修了証書授与式および第3学期修了式が開催されました。

  千 宗室学校長、千 容子副校長はじめ、来賓講師、保護者が出席。はじめに黙祷が捧げられ、卒業式の開式となりました。卒業証書はじめ各証書が各コースの代表に授与され、優秀学生の表彰、茶名の授与が行われました。優秀学生は次のとおりです。

  家元賞 山田久美子
  優秀賞 伊原英宇
  皆勤賞 岡本伊織
  精勤賞 後藤慶丸・村中理郁
  特別賞 當山 哲

卒業証書授与

学校長告辞 副校長式辞

  学校長からは「文化は地域社会における母親的な役目だと思います。卒業生・修了生の皆さんは裏千家学園で強い心を学んだはずです。冷静に時期をみて、必要とされる時まで心と身体を研ぎ澄ませください」と告辞が、副校長からは「ここで学んだ様々な経験が4月からの第一歩につながる事を願います」と式辞がありました。

  ご来賓を代表して、講師の倉澤行洋先生と同窓会会長西川 進氏より祝辞が述べられ、卒業生の塩川麻美さんからお礼の言葉が述べられると、卒業生達はこみ上げる3年間の思い出に目頭を熱くしました。

卒業生「お礼のことば」

3年1組

3年2組

1年コース

研究科6か月コース


外国人研修コース




  式後には、利休御祖堂に卒業の報告をし、茶道会館心花の間にて、実技講師による、門出の一碗をいただきました。

先生方による呈茶


  夕刻には会場を京都ブライトンホテルに移し、学校長主催による壮行会が行われ、学生最後の夜を名残惜しみました。