カリキュラム
「道・学・実」の茶道精神を
基本に組まれたカリキュラム
「道・学・実」とは
「道・学・実」は茶道の修道体系を示した言葉で、茶道の実践にあたっては「道・学・実」三位一体の修業が提唱されています。
「道」は精神的な修養、「学」は茶道に関するあらゆる学問、「実」は点前を行うことと言われますが、
修道とは、点前の修練を通じて、学を究め、道の習得へと高めていくものと考えております。
千宗室 家元および千玄室 大宗匠の
講話や道話による茶道精神の習得
各分野の第一線で活躍する
教授陣や著名人による講義
今日庵業躰部による
実技指導・点前の修練
科目一覧
裏千家学園のカリキュラムは、茶道科(本科・3年制)を基本としています。
研究科(前期課程・後期課程)は、建築、茶道史などの茶道専門科目を中心に履修し、
1年コースは茶道史など基礎の専門科目を履修します。なお、講義科目および講師は変更になることがあります。
講義科目
- ◆教養科目
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・基礎
講義名 講師 講話 御家元 道話 大宗匠 書道 野田 貴恵 茶の科学 冨士田 宗啓 日本茶概論 梅村 崇 ・専門
講義名 講師 茶室の英会話 1 ハーディ・マイケル 茶室の英会話 2 ハーディ・マイケル
- ◆文化芸術
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・基礎
講義名 講師 歳時記 鮒子田 宗恵 ・専門
講義名 講師 身近に感じる日本文化 彬子女王 能楽概説と謡曲 種田 道一
- ◆歴史
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・基礎
講義名 講師 茶道史 1 八尾 嘉男 茶道史 2 八尾 嘉男 ・専門
講義名 講師 茶道史 3 依田 徹 裏千家歴代 伊住 宗禮
- ◆茶事・茶会
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・基礎
講義名 講師 茶道の常識 奈良 宗久 水屋の心得 角 宗広 茶花 徳丸 宗敏 ・専門
講義名 講師 水屋の実践 角 宗広 茶道具 中村 宗石
- ◆料理・菓子
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・基礎
講義名 講師 懐石の基礎 髙橋 英一・義弘 茶菓子 鈴木 宗博
- ◆美術・工芸
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・基礎
講義名 講師 茶道具の鑑賞 橘 倫子 ・専門
講義名 講師 茶の工芸 1 降矢 哲男 茶の工芸 2 降矢 哲男 茶の工芸 3
〈金工〉新郷 英弘 茶の工芸 3
〈漆工〉永島 明子 茶道資料館学芸講座 資料館学芸員
- ◆茶室・露地
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・基礎
講義名 講師 茶室の基礎 1 飯島 照仁 茶室の基礎 2 飯島 照仁 露地 小河 正行 ・専門
講義名 講師 茶室概論 伊住 宗禮・飯島 照仁・
中西 哲也・遠山 典男
- ◆古典
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・専門
講義名 講師 茶の古典 山田 哲也 資料講読 1 山田 哲也 資料講読 2 筒井 紘一
- ◆宗教・哲学
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・基礎
講義名 講師 禅語 池田 織隆 ・専門
講義名 講師 茶と禅 泉田 玉堂
- ◆茶道学
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・基礎
講義名 オムニバス講座
実習科目
◆水屋
講義名 | 講師 |
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炭切り | 業躰部・水谷 |
◆体験
【A】:Aコース授業
講義名 | 講師 |
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料理 | 髙橋 英一・義弘(瓢亭) |
製菓 | 山口 富藏(末富) |
茶の裂地 | 伴戸 恒夫 |
京焼絵付け【A】 | 岡田 佳明(茜窯) |
蒔絵【A】 | 前端 剛 |
金継ぎ【A】 | 清川 廣樹 |
楽焼作陶【A】 | 檜垣 良多(桂窯) |
実技科目
科目 | 内容 |
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基礎 | 割稽古、盆略点前、薄茶点前、濃茶点前 |
炭手前 | 炭所望、初炭、後炭 |
小習 | 貴人点、貴人清次、茶筅荘、茶入荘、茶碗荘、茶杓荘、重茶碗、長緒茶入、包帛紗、盆香合、入子点、大津袋、軸荘、壺荘、花所望、炭所望 |
茶箱 | 卯の花、和敬点、雪、月、花、色紙点 |
四ケ伝 | 茶通箱、唐物、台天目、盆点、和巾点 |
奥伝 | 行之行台子、真之行台子、真之炭、大円草、大円真 |
七事式 | 平花月、炭付花月、濃茶付花月、貴人清次花月、貴人清次濃茶付花月、壷荘付花月、軸荘付花月、茶通箱付花月、且座、廻り花、廻り炭、花寄、茶カフキ、一二三、員茶、仙遊、三友、法磨、雪月花、唱和式、香付花月、四畳半花月、投げ込み花月 |
特殊 | 大炉、風炉逆勝手、中置、流し点、八炉、名水点、立礼 |
茶事 | 正午茶事 |