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令和6年8月2日学園だより

第1学期終業式・研究科前期課程修了式

7月24日、千 宗室家元・千 容子校長・伊住宗禮副校長はじめ業躰・講師が出席し、研究科前期課程修了式および第1学期終業式が茶道会館にて執り行われました。
はじめに、修了証が研究科修了生代表者に、学校茶道教授者適格証が拝受者代表者に手渡されました。

家元からは「学園生には『気を張る』という気持ちを常に持っていてほしいと思います。自分の中で心の在り方をしっかりと保ち続けるということです。また、常に茶の湯のことを考えている、常に茶の湯と共に自分がある、そういう気持ちを持っていてもらいたい。修了生の皆さん方は、この後指導に当たったり、職場に戻って職域茶道に関わったり、また自分の生活の中の一部分に茶の湯を楽しみとして取り入れることでしょう。その時に、『頑張る』というよりも『気張っていこう』という気持ちを持っておいてほしいと思います」と祝辞。

校長からは「短い期間ではありましたけれども、それぞれの目標や思いが達せられたことと思います。また、この経験を基に次のステップへ踏み出していただきたいと思っています」と式辞。

式の最後には修了生の代表が「学園での学びは毎日が緊張の連続で、先生方の『なぜ?』という厳しい質問に答えられないこともたくさんあり、多くの気づきを与えてくださいました。裏千家学園研究科に籍を置いた者として裏千家茶道の伝統を重んじ、品格ある茶人として人間性を磨き、人間力を高めていくべく、和敬清寂の心をもって茶の湯の実践に今後も努めてまいります」とお礼のことばを述べました。

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