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令和5年9月22日学園だより

観月茶会

9月16日、京都市内の大学・高等学校の茶道部員や指導にあたられる先生など、170名をお招きして観月茶会を催しました。
コロナ禍に入ってから初めて外部の方々をお招きしたお茶会で、学生は緊張の面持ちで当日を迎えました。
待合では、学生が作成した「裏千家学園紹介動画」をご覧いただきました。
まずは1階茶室の本席(薄茶席)にて、月から連想した「かぐや姫」になぞらえた道具組みでおもてなし。
平安時代の牛車を模した御幸棚に、席入りしたお客様は目を奪われた様子でした。

続いて、お楽しみ席として聞香席にご案内しました。
香道に詳しい学生が説明する中、2種類の香を聞く体験をしていただきました。
お香は初めてという方がほとんどで、今回の観月茶会で一番強く印象に残ったという声が多く聞かれました。

最後に3階に設けた盆略席で、茶道部員の方々が最も親しまれている盆略点前を披露しました。
学生が1つ1つ手折りしたうさぎ型の紙風船に琥珀糖を入れて持ち出すと、お客様からは可愛らしいうさぎに笑顔がこぼれました。

学生にとって、お客様に喜んでいただけたことが何より嬉しい一日となりました。

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