令和7年3月10日学園歳時記
学園歳時記【やよい第1号】~謝恩茶会
3月5日、茶道科3年生が席主を務め、これまでお世話になった方々をお招きして謝恩茶会を催しました。
茶道科2年生・1年生・別科の学生も手伝い、受付や厨房、展示などを担当。
ご宗家をはじめ講師の方々、家族や師匠、在学当時先輩だった学園OBらが席入りされ、終始和やかに進められました。
本席の床にはこの茶会のために家元にお書き下ろしいただいた軸「庭松一陣風」が掛けられ、主菓子は「うつろい」という銘で学生手製のもの。


3月らしく釣り釜で、その鎖弦に「繋がり」を意識したと半東の説明がありました。
数茶碗には3年生がこれまでの実習(茜窯での絵付け体験や桂窯での作陶体験)で制作した個性豊かな茶碗が使われ、思い出話に花が咲きました。
続く点心席でも、料理実習での経験を糧に作った料理はお客様から好評をいただきました。


展示コーナーでは、炭をテーマに昨年7月から研究していた内容を発表。炭窯の大きな模型を組んでフォトスポットが設けられ、その隣には「炭切りコーナー」として普段の炭切りの様子が垣間見られるようになっており、力作ぞろいでした。


3年間の思い出と共に感謝の気持ちが丁寧に込められた茶会となりました。