令和7年9月29日学園歳時記
学園歳時記【ながつき第2号】~観月茶会
9月20日、京都市内の大学・高等学校の茶道部員や指導にあたられる先生などをお招きして観月茶会を催し、205名に参加いただきました。
まずは1階茶室の本席(薄茶席)にて、涼しい秋を感じる道具組みでおもてなし。
軸は鵬雲斎宗匠筆「秋月照相心」、唐人傘花入には桔梗やススキなどを。お菓子は学園生手製の浮島で、「秋の夕暮れ」と銘をつけました。




続いて、お楽しみ席として2階の教室にご案内。
学園生が干菓子の落雁について簡単に説明した後、あらかじめ学園生が用意した材料を当学園のいちょうマークの型に押し固めて打ち出す、という押物の仕上げの工程を体験していただきました。
ぽん、と綺麗に型から出た瞬間には学生だけでなく先生方からも歓声が上がり、和気あいあいとした雰囲気でした。
事後アンケートでは「主菓子を学園生の皆さんが手作りされているのに驚きました。とても美味しかったです」「お干菓子作りは初めての体験で楽しかったです」などの感想があり、大変好評でした。


外部のお客様を大勢お迎えするにあたり、学園生はとても緊張していましたが、お客様に喜んでいただけたことが何より嬉しい一日となりました。