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令和6年5月16日学園歳時記

学園歳時記【さつき第1号】~製茶見学

新茶の季節を迎えました。5月8日に茶道科2年生と外国人研修コースが宇治へ出かけました。
初めに丸久小山園の製茶工場(宇治市小倉)を訪問。茶の歴史や効用、製造工程を紹介するフィルムを鑑賞後、覆下茶園で茶摘みを体験させていただきました。
学生は間近で見る茶葉を興味深く手に取りながら、初めての茶摘みを楽しみました。

続いて案内いただいた工場では、摘まれた茶葉が様々な機械に通され碾茶へ仕立てられる工程を見学。
最後に、出来たての薄茶「初縁はつえにし」を試飲させていただきました。

JR宇治駅に移動した学生らは各自昼食休憩をとり、つかの間の買い物を楽しんだ後、上林記念館へ向かいました。
上林家当主の上林春松氏より、足利義満の時代までさかのぼって茶壷・絵画などの古くから伝わる記録や現在研究されている諸説も交じえながら、宇治茶の歴史についてわかりやすく解説いただきました。
朝霧橋を渡って宇治川の東岸へ移り、この日の締めくくりとして朝日焼の陶芸資料館を訪ね、登り窯の見学をしました。
お茶づけの日々の中でもなかなか見ることのできない、貴重な時間を過ごした1日となりました。

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