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秋晴れとなった9月2日、千 宗室家元・千 容子校長・伊住禮次朗副校長はじめ業躰・講師陣が出席し、研究科6か月コース・外国人研修コースの入学式ならびに第2学期始業式が茶道会館にて執り行われました。

式冒頭、家元からは「多くの失敗、試行錯誤があって点茶盤や各服点は生まれました。茶の湯はその時によって変わるものですが、それが良いものになるか良くないものになるかは、自分がするべき点前に向き合う覚悟次第です。たとえ転んだり躓いたり倒れたりしても、その先すぐに立ち上がってまた正しい道筋に進んでいけるのならば、それは良い転び方をし、良い変化をしているということです。正しくない方向に足を踏み出したら、そのことに気づいた時点で面倒くさくても近道を探そうとせず、元いた場所に戻りましょう。どうぞこの２学期、正しい方向に進めるように心がけてください」と祝辞。
校長からは「まだまだコロナ禍の中で、不便なことや思ってもみない日常になるかもしれませんが、毎日を大事にして学んでいってほしいと思います。自分の点前だけに一所懸命にならないで、お茶室の中全部を見渡せるような学び方をしてほしいと思います」と式辞。

式の最後には研究科6か月コース 黒田美也子さんが新入生を代表して誓いの言葉を述べました。閉式後は利休御祖堂へお参りして入学を奉告、続いて学園1階茶室へ移動し、業躰講師より薄茶が振る舞われました。

令和4年度9月入学生（カッコ内は出身地）
■研究科6か月コース（7名）
中込惠美子（秋田県）　黒田美也子（京都府）　小林書子（埼玉県）　板垣晶子（京都府）　
尾関直子（アメリカ）　島野　仁（埼玉県）　　田村昂平（滋賀県）

■外国人研修コース（2名）
ホアン・カイン・チャン（ベトナム）　ウルリカ・ケスキネン（フィンランド）