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令和4年10月14日学園歳時記

学園歳時記【かんなづき第2号】~金継ぎ体験

10月13日、茶道科3年生と2年生は、漆芸修復師の清川廣樹氏を講師にお招きして、金継ぎ体験を行いました。
茶の湯から生まれた金継ぎ文化の魅力の一つに、茶碗等が欠けてしまってもそこに金継ぎを施すことでまた新しい景色を楽しめる点があります。
漆や金継ぎの歴史などについてご説明いただき、清川氏に実演を交えながら解説いただきました。

清川氏は「すべてのものはいずれ土に還る」という考えを軸に自然素材のみを使われており、生漆きうるしと米粉を練り合わせて「のり漆」という接着剤にするところを実演してくださいました。 その後、学生たちは緊張した面持ちで、既に黒漆が下地として塗られている上に金を施す「金蒔き」装飾を体験しました。

学生たちは皆初めての体験となりましたが、一生懸命施した金継ぎは美しく輝いて見えました。
今回金継ぎした作品は清川氏のもとで仕上げられ、完成品が届くのは約1か月後になるとのことです。
学生たちからは「金継ぎだけでなく漆についてもほとんど知らなかったのでとても勉強になった」「金継ぎされた作品はもともと好んでいたが、初めて体験してとても楽しかった」などの感想が聞かれました。

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