トピックス

令和5年12月11日学園歳時記

学園歳時記【しわす第1号】~金継ぎ体験

11月29日、茶道科2年生は、漆芸修復師の清川廣樹氏を講師にお招きして、金継ぎ体験を行いました。 漆や金継ぎの歴史などについて数本の動画を交えて解説いただいた後、学生は「金蒔き」装飾を体験しました。 「漆の一滴は血の一滴」と言われるほどに貴重な漆と、金を目の前に、学生は緊張した面持ちでした。

下地の黒漆を塗りつぶすようにシンプルに金を施したり、満月や三日月、イチョウや桜の花びらといった景色を描くなど学生それぞれに個性あふれるデザインが並びました。 漆を乾かす間に、清川氏は生漆きうるしと米粉を練り合わせて「のり漆」という接着剤にするところを実演してくださいました。

学生は皆初めての体験となりましたが、漆を練る工程や漆を乾かすむろにも興味津々に見入っていました。 今回金継ぎした作品は清川氏のもとで仕上げられ、完成品が届くのは約1か月後になるとのことです。

前の記事 一覧に戻る 次の記事