令和6年3月27日学園だより
令和5年度卒業式
3月19日、学園校舎3階にて令和5年度卒業式が執り行われました。千 宗室家元・千 容子校長・伊住宗禮副校長をはじめ講師やご家族の方々に見守られ、卒業生・修了生17名が入場。
校長から代表者に卒業証書・修了証書が、家元より茶名と学校茶道教授者適格証が授与されました。続いて表彰では家元より家元賞、校長より優秀賞が贈られました。
家元より「どんな時でも迷ったら必ず、基本に戻ってください。迷ったまま前に進むと迷い続けます。迷った段階で必ず基本に戻ること、元いた場所に戻ろうとすることが大切です。この裏千家学園という場所がきっと、その元いた場所の一つになっていることと思います。これからも学園のOBとしてお茶づけの日々を送ってください」と祝辞。
校長より「この3年間で、コロナも下火になり色々なことが試行錯誤されながら進められてきましたが、『まだお濃茶の飲み回しはできていないから、またいつか状況が整えば皆で集まりたい』という話を聞きました。そういうことを楽しみの一つにしながら4月からそれぞれ新しい道、新しい生活へ臨んでいっていただけたらと思います」と式辞。
在校生を代表して茶道科2年生の加藤凛久さんが「皆さんと過ごした時間の中で、お客さんに楽しんでもらうにはどうしたらよいか、共にたくさん試行錯誤を重ねたことはかけがえのない宝物です」と送辞。
最後に卒業生を代表して荒木万結さんが「3年間の学園生活で培った私たちの強みは、どんな状況でも相手の気持ちを思いやり、目の前の物事に真摯に取り組み、諦めず最後までやり遂げるところにあります。卒業後もこれまで学んできた知識や経験、初心を忘れることなく精進してまいります」とお礼のことばを述べました。
■茶道科[60期]
髙田 瑞枝(富山県) 黄 珮詠(台湾) アルセラン・マーク(フランス) 中里 薫子(東京都)
荒木 万結(京都府) 川勝 一輝(京都府) 蒲生 充(北海道) 阿久津 桃乃(栃木県)
西山 さくら(静岡県)
■1年コース
岡田 裕太郎(青森県) 奥田 早苗(三重県) 草野 満代(東京都) 久保 しのぶ(東京都)
竹見 真穂(兵庫県) 二宮 礼子(静岡県) 紋谷 明子(石川県) 弓削 依子(東京都)
■各賞受賞者
〈家元賞〉アルセラン・マーク 〈優秀賞〉西山 さくら